北区のとある商店街に面した間口約3.8m、奥行約12.5mの細長い角地。
所謂、鰻の寝床と呼ばれる土地に建つ住まいです。
建物の短辺は3.0mの為、構造・収納・動線計画等様々な工夫を凝らす必要がありました。
室内の快適性から導き出された大小様々な開口部がランダムに配置されたチャーミングなファサード。
1階ホール。
家族が帰ってすぐ手洗いが出来るように、オーバーボウルの洗面台を設置。
木ルーバーで造られた造作壁は実はすべて扉になっており、たっぷり収納を確保♪
木ルーバー扉は構造耐力壁と扉の境界がわからないように、ルーバーピッチを細かく調整。
クライアントさんしかわからない秘密の扉に♪
階段は鉄骨階段を採用し、1階まで光を導きます。
2階~3階への階段脇はガラスとし、抜け感を。
リビングからダイニングキッチンを見る。
3階を一部スキップフロアとすることで、リビング天井高さを3m確保し開放感を。
ダイニングキッチンからリビングを見る。
オーダーキッチンは二列型とし、レンジフードの存在感を軽減。
キッチンと一体で製作したダイニングテーブル。
南北に長い土地の為、両端部に大きな開閉サッシを設けて十分な通風を確保。
3階の寝室階にメインの洗面化粧台を設置。
ホールと洗面室を兼ねることにより、空間の効率化を図ってます。
透ける・抜ける・兼ねる。
狭小住宅の三原則の元、様々な工夫を凝らした今回の住まい。
収納力も抜群で、実に延床面積の20%が収納スペースに割り当てられています。
新しいご家族も増えて、今後ますますこの家の収納力が威力を発揮してくれることでしょう♪
DATA
東京都北区/専用住宅/木造3F+PH/106.73㎡/夫婦+子供2+母