「マドワク」の家

23区画からなる大規模開発の分譲地。

その中で、お施主様が選んだ区画は大きな道路に面した角地で、往来の人の目に止まりやすく、このプロジェクトの顔にふさわしい外観が望まれていた場所でした。
そんなプロジェクト全体のミッションを抱えつつ「白い箱の外観にしたい！」というご夫婦のご要望から、シンプルなスクエアボリュームに、窓をランダムに配置することで外観のアクセントとすることをご提案。

家族構成は二世帯大人6人。80m2弱の敷地に5LDK、、、！
それぞれのプライバシーを確保しつつ、閉塞的な空間にならない工夫を、、そこで導き出したデザインコードが「マドワク」でした。

内外に散りばめられた大小それぞれの「マドワク」が、各々の場所で光と風を通す装置だったり、視線を通したり遮ったり、風景を切り取るピクチャーウィンドウだったり、モノを飾る飾棚だったり、、とそれぞれの役割を空間の中で担ってくれています。

書斎からも「マドワク」を介して外の様子を感じることが出来ます。

リビングは高さ約5mの大きな吹抜けとし、上階のバルコニーと隣接させる事で、緑と空が望めるつくりに！

夜はソファから星が見えちゃいます！

ロマンチック❤︎

子供部屋の内窓からリビングが。
「ご飯よー！」「はーい！」
家族のコミュニケーションもバッチリです。

奥様ご所望のベルギー産エレガントクロスを貼った造作の洗面。
存在感抜群です。

全体的にモノトーンな仕上げですが、各居室は家族それぞれ思いのままに。娘さんのお部屋はピンクの差し色が可愛いです。

親子3世代のプライベートとパブリック。
世代の違う家族が快適に暮らす為に、その境界線がとても大切と感じたプロジェクトでした。