コグチフェチ

建築業界にもフェチは存在します。

「ボク、小口フェチなんですよね~」

「えっ!私もですぅ~」

※小口(コグチ)とは材料の切断面のことで、露出せずに隠すのが一般的。

こうして、クライアントと設計者のフェティシズムが一致したプロジェクトがスタートしました(笑)

 

敷地は新宿御苑からほど近い閑静な住宅地の南西角地。

土地形状に沿うように建物のボリュームを配置し、周辺環境を注意深く観察しながら丁寧に開口部を計画。

 

モルタル素地仕上の無機質な外壁とインナーの煉瓦貼がノスタルジックな空気感を纏います。

2階のアーチ開口からは植栽達がお出迎え♪

南側道路際にはガーデンエリアが。

シンボルツリーにご指名されたのは、樹齢100年以上のスペイン産オールドオリーブ!

二股に分かれた独特の樹形で、イイキャラしてます♪

艶感のある特殊塗装を施したR壁が特徴的な玄関ホール。

床はシナ合板の大判を使用し、もちろん小口はそのまま露出♪

1階に配置された造作バスルーム。

ガラスブロックが光とグリーンのシルエットを投影。

テラコッタタイルとオークのガラス手摺が◎

テラコッタタイルと対比させた群青色の小口役物タイル。

所々に曲線を加えて柔らかい空気感に。

鉄骨部分は無骨な亜鉛メッキ仕上としつつ、シナ合板の丸みを帯びた段板との対比が面白いスチール階段。

デザイン性を担保しつつも、ワンちゃんの落下防止対策も万全に!

階段越しの額装されたピクチャーウィンドウからはオールドオリーブが望めます。

段板は小口フェチの萌えポイント♪

法律上必要な鉄板プレートをシナ合板でサンドイッチ!

正面からは勿論のこと、下から見上げても美しいディテールに。

2階に配したLDK。

リビングは吹き抜けとし、各方位に散りばめられたピクチャーウィンドウから十分な採光を確保。

床は薩摩石を贅沢に全面に敷き詰めて。

ワンちゃんが滑らない&粗相した際のメンテナンス性を熟考して辿り着いた素材です。

キッチンも無骨&ナチュラルがコンセプト。

天板はステンレスのホットバイブレーション仕上とし、渋くてくすんだ素材感。

ヨーロッパの住まいを彷彿とさせる煉瓦貼のバルコニー。

テラコッタ鉢の植物達が映えますね。

リビングの一角にはワンちゃん専用の部屋が!

スチール製の特注ゲージとすることで空間にもマッチ。

このラフ感が堪らない真鍮金物。

亜鉛メッキとの相性も◎

2階リビングと繋がる3階のフリースペース。

ライフスタイルの変化に合わせて可変性も考慮した設計に。

担当スタッフによる渾身のスケッチ。

お引渡し時にプレゼントし大変喜んでいただきました!

同じ「コグチフェチクラブ」の仲間として、今後とも宜しくお願いいたします!

DATA
東京都新宿区/専用住宅/木造3F/172.70㎡/夫婦+子供2+犬1