藍色の家

”東南の角地”はホントに好立地！？

一般的には好立地として、坪単価も高い東南の角地。

実はそうでもない土地も多いんです。

東南道路の場合、東南から道路斜線制限が、北側から北側斜線(高度斜線)が、それぞれかかってきて、案外設計に制約が出てボリュームが取りにくいケースが多いのです。

実際、今回の計画もお隣は北側道路で3階建てのフルボリュームが建っているのに、東南角地の整形地である今回の土地は、四方全てから斜線制限がかかり2階建てしか難しいと言う、、、f^_^;

ただ、さすがは東南角地。日当たりは抜群なので、それを最大限活かした計画に。

ビルトインガレージの脇からアプローチ。

外観は藍色と白の左官仕上のコントラストに。

藍色は数種類の顔料の比率を吟味して決まったクライアントさん拘りの色合いに。

玄関を入ると鉄骨階段がお出迎え。

階段下の窓からは外部の坪庭を望めるつくりに、、、というご提案をしておりましたが、現在はお子さんの格好の遊び場に笑

二階リビングは斜線制限そのままに、勾配天井にして目一杯高さを確保。

ご主人こだわりの屋上もLDKに設けたハイサイド窓を介して繋がります。

キッチン背面にはタモ材飾棚にレンガタイルのアクセントを。パントリーを別に設けているので、魅せる収納に。

トイレ洗面は外観と統一されたマテリアルコンセプトを採用。カウンターは材木屋さんの倉庫から漁ってきた古材をリメイク。ステンレスボウルとの対比が効いています。

アメリカンスタイルのインテリアが好きで、住まいながら色々やっていきたいというご夫婦。

敢えて建築では控え目なテクスチャーに留め、住まい手がカスタマイズできるような、のびしろのある住まいとなりました。

これから、この住まいがご家族と共にどう成長していくのか楽しみです。